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2005-03-25

立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」~ライブドアvs.フジテレビ

立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」~ライブドアvs.フジテレビを読みました。
立花隆氏らしい切り口でいくつか考えるところがあります。


会社は株主のものにはちがいないが、株主だけのものでもないこともまた明らかである。むしろ、「会社はどこまで株主のものか?」を問うほうが正しい問いになる。その答えはさまざまあり、その多様な答えの中に現代資本主義がかかえる本質的な問題点が次々噴出してくる。その議論は簡単にはすまないので、しばらくこの評論は先送りする。

これは明確なはずなのに、日常ではグラつきます。


先の「WEDGE」の記事は、これが、バブル崩壊以後、日本で続いているアメリカの金融資本による日本の富のむしりとり路線の流れの上にでてきたものであることを指摘している。要するにリップルウッドによる新生銀行再生プロジェクトでの2200億円荒稼ぎ、ゴールドマン・サックスによる三井住友支援等での1700億円荒稼ぎがいろいろあったが、そういうむしりとりの一環だということだ。

恐ろしい、金融軍団ですね。日本を食いつぶす気でいるのか?

2005-03-18

LBOとMBO

日本ではあまり、行われない企業買収の方法が次々に出てきいます。グローバル化した証でもあり、1980年代に米国で行われた伝統的な方法が再び日本の市場で行われようとしています。

また一つ新しい「黒船」がやってきた感があります。「黒船」どころか戦国時代の「信長」のようなホリえもんもいますが、全てのパラダイムが変わりつつあるということですね。

L・B・Oは、レバレッジ・バイ・アウト(Leveraged Buy-Out)の略で T・O・B(公開企業買収)の一手段です。M・B・Oはマネージメント・バイ・アウト(Management Buy-Out))の略で、上場会社の経営陣が自ら経営する会社を買収し、未上場会社にしてしまうT・O・B(公開企業買収)の一種です。


2005-03-16

インターネットは隕石だ

今日の日経BPの配信ニュースにこんな記事が載っていた。


2000年の春。出井はとても重要な決断をしている。
1つは、エレクトロニクス重視と周囲に受け止められてきた路線の転換。もう1つがブロードバンド(高速大容量)通信への傾注だ。「インターネットは隕石だ」。こうしたキーワードを出井が頻繁に使い始めたのがこの時期だ。ユカタン半島に落ちたいん石が恐竜を絶滅させたという説にならってインターネットが既存の経営概念を打ち壊し、未知なる世界が訪れることを示唆した。

詳しくは

自分たちも隕石に乗ってきた側だけど、世の中のパラダイムが次々と変わっていく姿は、やはり恐竜が絶滅したときと同じなのかも知れない。
ライブドアが、フジサンケイグループと融合したいのも、きっと絶滅するかも知れない恐怖がどこかに潜んでるんだよね。